夏休み中の転校

ようこそ。

school-gtoです。
いつも購読いただきありがとうございます。

さてこのブログは、色々な教育問題の中
中学生をもとに投稿していきます。

また教師の本音の部分もあからさまに
記述していきますのでお楽しみに
購読していただければと思います。

ようこそ。

毎日夏休みで,生徒たちも元気に夏休みを謳歌していると思います。

先日,公立中学校の私の学校に
私立の中学校から2名の転校生が2学期から来るという連絡がありました。

私立の授業や部活動についていけなくなったというのが転校の理由です。
私立の多くの中学校では,文部科学省の「学習指導要領」に縛られることがないので
英語の授業や数学の授業を増やしたり,土曜日も授業を行ったりして
授業時数の確保がされるために,第2学年の終了時には,中学校の学習内容が
終わってしまい,中学三年の時期から高校の授業内容になっていきます。
その,教育課程(授業体制)についていける能力を持っている生徒は
いいのですが,ついていけなくなる生徒も当然います。
不登校になって,どうしようもなくなってから,公立中学校にくるのですが,

問題は,ここからです。

中学入試を勝ち抜いて,私立中学校に進学した生徒と
小学校6年生まで一緒に学習していた生徒たちが多数いるのです。
「あいつは,私立で落ちこぼれて,戻ってきたのだ!」という話になると思います。

そこを乗り越えられないと,また不登校に逆戻りです。

もちろん,他の生徒たちにも,十分な働きかけをしていきます。
しかし,大人の社会でもそうであるように,
本音と建前の社会で,まだまだ社会性が十分に育っていない生徒たちに
十分な配慮を求めるのは無理があります。

子どもの進学先を選ぶのは,親の務めでもあります。
よくよく吟味をして,十分自分の子どもを見つめて
進学先を選んで欲しいものです。